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発表前の食事

合唱の発表前にはどのような食事を摂るとよいのでしょうか。トップアスリートや受験生が本番前の食事に自分なりのジンクスを持っていることはよく知られています。このような大切な場面の前の食事というものにはある傾向があります。一般に消化がよくエネルギーになりやすいものとされています。特別、合唱の前に食べないほうが良いとされている食べ物はありません。しかしながら、人によっては辛いものを食べると声が出にくくなったり、生物を食べてお腹を下しやすくなってしまうなどの隊長の変化がある食事があります。そのような食事は発表の前には避けるべきでしょう。

ある有名な歌手で歌う前に炭酸飲料を飲むようにしている人が居ます。炭酸飲料を飲んでしまうと歌う時にゲップが出てしまうのではないかと心配になりますが、その歌手いわく「ゲップを抑えることによって横隔膜が下がって歌いやすいのだ」ということです。まさに本番前の食事には個人差があるということでしょう。

自分が良いと思う食事が一番適しているということでしょう。先に述べたように一般的に大切な時の前に食べると良いとされている食事には傾向があります。しかし、一般的な傾向とは異なるひともいますし、自分が最も適していると思う食事が一番良い食事です。

ただし、食べすぎてしますと胃が苦しくなってしまい横隔膜が下がりにくくなってしまいます。これはほとんど個人差がありませんので注意すると良いでしょう。

 

息について

合唱の練習をしていると息漏れが目立つ団員は少なくありません。息漏れの原因はお腹の支えが弱く、声帯がきちんと合わさっていないために生じます。合唱において非常に重要な呼吸法である腹式呼吸がしっかりとできておらず、お腹で息を支えられていないことが原因です。お腹で息を支えずに息を吐きだしながら歌ってしまいますと、大きな声で歌っているように見えますが声帯に大きな負担がかかったまま歌ってしまうことになります。お腹の支えを使わないで歌うようにすれば、声帯に負荷がかかりにくくなりだんだんと息漏れは改善されることでしょう。

難しい合唱曲で息が続かなくなってしまうことがあるでしょう。合唱曲は息が続く用に作曲されているので、息が続かない場合には何らかの原因があります。まず、息をきちんと吸えているでしょうか。息を吐くためには息を吸うことが必要です。歌う時に喉で声を押してしまうと息を使わずにうたってしまうと体の中に行きが残っていても吐き出せなくなってしまいます。しっかりと息を吸い込んだら息を吐き出せるようにリラックスして歌えるようになりましょう。お腹の支えをしっかりと使って息をコントロールできるようになると、息が続きやすくなります。

声がこもってしまう場合にはどうしたら良いでしょうか。声がこもってしまう主な原因は下の位置にあります。舌の先が舌の歯の裏に軽く触っているようにしましょう。舌の根は上がらないようにして舌全体が平らになるようにしましょう。舌の根が上がってしまうと合唱で必要な響きのある声が喉の奥に入ってしまいます。発音や息がこもってしまいます。声は斜め前の方向に出すように心がけましょう。

 

喉が痛いときには

一生懸命練習を行っていると喉が痛いだとか疲れてしまうことがあります。十分に注意していても風などで喉を炒めてしまうことは少なからずあることでしょう。そうした場合にはどのような対処を行うと回復を早めることができるのでしょうか。

のどが痛いまたは疲れた時に最も効果的な治療方法は潤すことです。潤すためには過失が最も適しています。この加湿というのは加湿器を全力で動かしている部屋にいるということではありません。のど飴やマスクをすることなどによって効果的にかつ手軽に喉を加湿することができます。他にも師範の吸入器などを購入して口から直接上記を取り入れる方法もあります。更に疲れた喉には温めることも効果的です。

喉が痛くなってしまったり、疲れてしまう主な原因は生体の炎症によって粘膜が極度に乾燥してしまうことです。適切に分補給を行い、合唱の練習を多く行ったときには余分なおシャベルを避けることで喉の健康を保つようにしましょう。

使いすぎではなく風邪によって喉を痛めてしまったときには、歌わない、話さないが最適な地用方法でしょう。風邪のはじめであっても喉には多大な負担がかかりますから、炎症を起こしてしまわないように大事を取って休むことが肝心です。

ガゼを引いた時に薬を飲む人は多いと思いますが、風邪の症状を抑えるために鼻や喉などの風邪の症状が激しいところを乾燥させてしまう副作用のある薬は避けるようにしましょう。風邪の症状は緩和されるかもしれませんが喉を痛めてしまっては大変です。薬局や病院などで薬剤師やお医者さんにこのことを伝え相談すると良いでしょう。

耳を鍛える

これは、勝手に考えた練習方法なので、皆さんに効果があるかは何とも言えません。

「耳を鍛える」方法として、好きな歌手のCDから一曲を選んで、再生してみます。その時のポイントは伴奏のあるものを選曲します。再生した楽曲の伴奏に集中して、どんな楽器が使用されているかを、メモ書きに書き出していきます。クイズのようですが、実際は正解は不明です。ただ、このような書き出しをすることで、通常、無意識に聞き取っている楽曲が、様々な音源の元に作られていることに気づきがあります。ドラム、ギター、ピアノ、トライアングル、シンセサイザー、などなど、時には、この楽器は何だろうと、全く未知の楽器の音色に遭遇することもあります。様々な音色を聞き分けることで、ハーモニーとは、様々な楽器の調和であったり、それぞれの役目の中で出来上がっているものなのだと感じ取れるはずです。何度も、何度も、同じ楽曲を聴いてみると、今までは聞き取れなかった音色をみつけることができるかもしれません。

私自身は、楽曲を何パートかに分けて、このあたりには、こんな楽器が出てきた、ここはこの楽器とこの楽器など、一曲の中で、どんな楽器が、どんな登場をするのかを、分かりやすく、一連の流れとして書き込んでいます。慣れてくると、まるで、舞台の袖に待機している様々な楽器が、自分のパートになるとステージ上に現れるようなイメージが沸いてきます。この練習は、正しさよりも、ハーモニーには、様々な音色が重なり合って、それぞれのパートの役割分担があるのだということを意識することを目的としています。是非、簡単なクイズを解くような感覚で取り組んでみて下さい。音色の聞き分けは、合唱の際、パートの聞き分けに、おそらく役立つはずです。ハーモニーに必要なことが、みつけられれば幸いです。楽曲のハーモニーを慎重に聴き込んでいくと、それぞれの楽器が、前に出たり、バックグラウンドに回ったり、奥行を感じ取れるようになるはずです。

ある合唱の基礎練習をご紹介します。

ここでも、好きな歌手のCDを用意します。今回は、伴奏のないアカペラの曲でも構いません。好きな曲を選んだら、歌詞カードを見ずに、歌詞をメモに書き出していきます。

歌詞を書き出すのは、始めから終わりまででも構いませんし、好きなパートの一部分書き出しても構いません。書き出したら、その歌詞が正しいかどうかを、何度も楽曲を再生してたしかめます。ほぼ一致することが確認取れた時点で、再生しながら歌ってみます。

次に、再生を停めて、アカペラで自分自身で歌ってみます。出だしの音に迷ったり、メロディーを忘れてしまった時は、再生をして確認します。何度も、何度も繰り返すうちに、知らない楽曲も歌えるようになりますが、たいがい、間違える部分が決まってきます。その間違える箇所が、自身の苦手なところです。印を付けて、重点的に練習しましょう。音が取りにくかったり、歌詞が難しかったり、原因は様々でしょうが、自身の弱いパートをみつけ、そこを重点的に練習することは、全体的に安定感が出るので、難しい歌に出会った時に、早く歌に慣れる一つの手段だと思います。覚えやすパートは、何度、練習しても失敗しないものです。間違えやすいパートは、何度か練習することで、コツがつかめ、自然と音程や歌詞が口ずさめるようになります。この方法は、民謡を趣味にしていた、祖母が、練習している姿をみて自分で考えたものです。ジャンルが違う、「民謡」と「合唱」ですが、どのジャンルでも歌のうまい人というのは、耳が良いような気がして、自分のオリジナル基礎練習として、楽しみながら行っているトレーニングの一つです。この練習は、調子の良い時と悪い時があります。そのような、波を感じることで、発声とは、生の声なのだなと改めて、声は生き物なのだと思い返します。そういった時は、大抵、身体のバランスや、疲れ、またメンタル面での傾きなどを、セルフチェックするきっかけとなります。

思ったように、声がでない時は、何かしら、身体やメンタルからのシグナルが出ていると不調原因を探すようにしています。私自身は、声を鍛えることも重要と考えますが、耳を鍛えることを重要視して基礎連に励んでおります。

合唱談

合唱談 ①

ここでは、合唱を通しての体験談をまとめていきます。知人や周辺を聴きまわり、合唱や歌にまつわる面白話、苦労話、感動体験などなど、身近な体験談を集めてみました。

皆さんは、声帯が身体の中で一番衰えるのが遅い臓器と言われているのをご存知ですか?

お仕事をリタイアして、さて趣味を作ろうなどと言って、合唱やオペラデビューするお年寄りが、輝かしい活躍をする姿は珍しいことではないのです。時々、お電話でしかお話したことがない方と実際にお会いした際、想像していた年齢を遥かに超えていたなんてことはありませんか?声は、年齢に比較すると衰えるのが遅い分、若さを保つことができるのです。時には、様々なコンサートなどで、80代の素敵なマダムが背筋を伸ばして、オペラのアリアを歌いきる姿などに出くわします。その晴れやかな歌声から、なぜかしら生きるエネルギーを充電されたような気持ちになることもあります。年齢と伴に、スポーツなどで、身体的限界を感じることや、年々その衰えにネガティブな思考を持ちがちですが、歌うことは、諦めなくても良いんだと教えてくれます。皆さんの臓器の中で、一番の若手臓器と言っても過言ではない声帯は、衰えを知りません。歌うことで、声帯や腹筋が鍛えられ、さらに若い声を手に入れることができるかもしれません。知人の中には、アンチエイジング合唱と称して、若さを取り戻そうと合唱の活動をしている仲間もいます。歌うことで、気持ちが前を向く、そんなポジティブな心持ちが、一番の若さを保つ秘訣なのかもしれません。

合唱談②

職場の送別会で、訪れたカラオケボックス。リクエストカードを渡され、自分自身では18番だと思っていた歌謡曲を歌った際、周囲の反応がいまいちだった経験はありませんか?自分では音痴と気づいてなかった友人が、自身の音痴を治そうとカラオケの練習の為に、合唱サークルに参加したところ、歌が上手くなるにつれて、職場での評判が良くなっていったのです。彼は、合唱サークルで歌を練習することで、発声が良くなったお陰なのだと自慢げに話してくれました。サービス業でホールマネージャーを担当していた彼なのですが、声を出す楽しみを覚えてから、歌うことだけではなく、言葉で「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の声を、お客様に言葉を届けることも楽しくて仕方がなくなったと言うのです。合唱で歌う、詞の意味を理解して、聴く人の心に届けたいという想いが、職場での自分を助けてくれるようになり、言葉を届けることがこんなにも素晴らしいことなのかと日々感じるのだと話してくれました。

歌を歌うことは、人間にとっては、呼吸をするように必要不可欠なことなのかもしれないと、考えてしまう出来事でした。日々、キャッチボールをするように、投げかけられる言葉には、想いを届けたいという意志が詰まっているはずです。想いを込めて、言葉を投げかけるそんな彼の姿勢が、職場の評判を呼び込んだのかもしれません。

合唱談③

営業の仕事に携わる知人が、成績優秀な先輩からそのノウハウを盗もうと、秘訣の伝授を聞き出すと、特に何もしていないと言われたそうなのです。もちろん、営業成績の優秀な先輩の日々の活動を見習って、勉強熱心に、商品知識などに関しては、常に新しい情報を収集し、お客様のあらゆるニーズに応えられるよう準備は怠らない、そんな毎日を過ごすのですが、その後ろ姿を追っても、追っても成績は離されるばかりです。自身の営業成績に悩みを抱えていた知人が、ある日、先輩のプレゼンに参加した時でした、あることに気付いてしまったのです。他の先輩方のプレゼンに参加した時に、襲ってきた眠気が、成績優秀な先輩のプレゼン時には、一切、感じられなかったと言うのです。プレゼンに参加した一同が、先輩の声に聞き入っていたと、意気揚々と話してくれました。実際、営業や社内、社外のプレゼンの際、緊張してなかなか思うように声が通らないので、最近では、ボイストレーニングを受けるビジネスマンも増えていると耳にしたことがあります。先輩の声に秘密があると、分析した知人は、先輩にどのような発声法を身につけたのか尋ねてみると、先輩自身は、学生時代から合唱部に所属していて、現在も社会人合唱団に所属して声部としてはテノールを担当しているそうなのだ。真面目な知人は、その話を聞いたその日の帰りに、ゴスペルサークルや、合唱サークルと称される門戸を叩き、その入会資料を集めに街中を駆け回ったそうです。今は、まだ、歌うことにもクライアントさんの前でのプレゼンにも自信は持ちきれていないそうですが、歌うことで、自身の壁を乗り越えると、意気揚々と語ってくれました。

合唱の代表的な形態

合唱についての豆知識をご紹介します。細かい知識は知らなくとも、合唱は楽しむことができますが、「合唱」を多方面に理解してみて下さい。

合唱には、様々な編成があります。その中でも代表的なパートやその編成をご紹介します。

各パート名

【ソプラノ】最高音域

【メゾソプラノ】ソプラノとアルトの中間音域

【アルト】テノールよりは高い音域

【トップテノール/第1テナー】対セカンドテノールとして主旋律を歌う

【セカンドテノール/第2テナー】トップテノールの対旋律的役割

【バリトン】テノールとバスの中間音域

【バス】最低音域、女性合唱にはない

【女性合唱】女性の合唱団

【男性合唱】男性の合唱団

【混声合唱】男女による合唱団

【児童合唱】声の変声期前などの少年少女の合唱団、少年/少女合唱団などとも呼ばれる

●女性3部合唱・・・ソプラノ、メゾソプラノ、アルト

●混声4部合唱・・・ソプラノ、アルト、テノール、バス

●男声4部合唱・・・トップテノール、セカンドテノール、バリトン、バス

●無伴奏合唱・・・アカペラコーラスとも言われています。

個人の音域にあったパートにから配属されることが望ましいですが、グループの人数などから、実際は自分の声の音域から外れたパートに配属されることもあります。

パート分けは、個人の歌いやすい音域などを考慮して、本人の希望にもよりますが、第三者が、声の質、本人の性格などから選出することも度々みられます。自身の音域を決めつけず、合唱というチームの中で1パートを歌いきる面白み、またその役割を考えてみましょう。

日本近代の合唱

世界のどの地域にも、その土地特有の言葉があり、またその言葉から生まれた音楽があります。人が生まれ育つ中で親しみ、そして身につけた母語の脈が、個々の土地ならではの音楽や芸術、文化を育んでいきます。日本でも、「日本語

という母語による多くの芸術が生まれ、その中で歌曲や合唱曲が作曲され歌われています。近代的な音楽で現すとJ-POPなども含まれ、あらゆる世界の影響を受けながら、日本独自の音楽性を育んでいます。

普段、何気なく話している言葉がどう響き、どう聴き手に伝わるか、日頃から観察をしてみることが大切です。それは、聴き手によりよく伝わる歌い方を探し出す事にもつながるでしょう。また、音楽、伴奏をつけずに、歌詞だけを声に出して読んでみることも、その作詩者がと、のようなイメージで言葉をつづったか、そしてそのイメージを作曲者が音楽としてどうふくらませているかを知る上で、とても役に立つ練習になります。日本語の独特な語り口を感じ、私たちの母語を大切に感じながら歌いましょう。

文明開化以後、日本に西洋音楽が伝えられましたが、その当時の作曲家の多く

は、特に歌曲のジャンルに力を入れていました。「西洋音楽のスタイルをもった日本語の歌」は、日本の近現代音楽の発展に大きく貢献したといえます。その後、アマチュア合唱団の活動が次第に盛んになると、「日本語による合唱曲」が数多く生み出されるようになります。現代日本に生きる私たちにとって、より身近な言葉を用いた合唱曲も多く書かれ、合唱音楽は私たちの生活により身近なものとして、今日まで発展してきました。

日本の合唱界は数多くの傑作な作品集に恵まれていると言えます。それらの名曲は、合唱の素晴らしさを私たちに今日も伝え続けています。まずは、素敵な合唱曲、思わず歌わずにはいられない合唱曲をみつけてみて下さい。

合唱と著作権

営利的に合唱のコンサートや、発表会を開く予定がある人は、音楽の楽曲使用には、著作権というものが存在することを理解していなくてはなりません。使用するホールや会館、ライブハウスなどによっては、または、使用する楽曲によって、また開催される企画によって、著作権を使用する為の手続きが必要となるケースも考えられます。営利的でなくとも、出演者に報酬を支払う場合など、ケースバイケースの細かい規定もあります。もし、今後、そのような予定がある場合は、音楽の楽曲使用に関する著作権について、知識を蓄えておくことも必要です。

●著作権法第38条1項の規定により、自由利用が認められる場合

  1. 営利を目的としない

  2. 聴衆、観衆から料金、入場料を受けない

  3. 実演家報酬を支払わない

音楽の楽曲に関する著作権は、作家の死後50年間が経過している作品に関しては、パブリックドメインとして著作権の手続きが不要な場合もありますが、戦時加算といった特例や、編曲者や、訳詞者によって手の加えられた作品の場合、手続きが必要なケースがあります。

●著作権・・・音楽・書物・映像・建築・コンピュータプログラムなど、作品の著作者に対して、法律によって与えられる権利のこと。著作者が、創作した作品を利用しようとする人に、利用を認めたり、禁止したりできる権利を著作権と言います。

●パブリックドメイン・・・著作者が著作物に対する著作権などの権利を放棄、または消滅した状態のことです。日本では、著作者の死後50年が経過すると、その著作権は消滅し、パブリックドメイン作品とされますが、戦時加算などの特例もあります。パブリックドメイン作品とは、著作権が無く、誰でも利用できる公共物ということです。

イベントなどで非営利的に合唱コンサートなどを行う際にも、著作権の使用に関しては、詳細の確認が必要です。著作権の手続きが必要となるのは、ケースバイケースです。不要な問題を避ける為、企画の段階で、関連窓口に相談をするべきです。

入場でのマナー

合唱に限らず舞台の上に立って発表を行うことは少なからず緊張することでしょう。緊張感の中でより良い合唱を行うためにも、ステージ上でのマナーについて把握しておくと良いでしょう。

合唱のリハーサルでは実際にステージの上で歌うだけではなくて、ステージへの入退場の練習も行うでしょう。この時入退場は可能な限り速やかに行えるようにします。舞台は観客から見て左側を下手、右側を上手と呼びます。合唱も含めた一般的なステージ発表では下手から入退場を行います。合唱を行う人数が非常に多い場合などでは上手と下手の両方から入場する場合もありますので、しっかりと確認しておくと良いでしょう。

この入場の際にはパート別ではなくて、合唱に参加する人全員が列を作って入場します。全体で整列した中央から左右に分かれて入退場をします。この整列をした時に中央に来る人を予め決めておき、その中央に来る人が指揮者の正面になるように入場するとバランス良く並ぶことができるでしょう。

舞台上で左右に人の密度にむらが出たり、舞台上で左右の調整を行うようではみっともないですから、しっかりと事前にどの程度の間隔を開けて立つのかなども取り決めておくと良いでしょう。

入退場時の足音はなるべく建てないように注意しましょう。合唱の声などをより良く聞こえるように作っているコンサートホールなどでは自分が立てている以上に足音が会場内に響き渡るものです。特別足音が立たないような靴を用意するなどまで意識する必要は余りありませんが、足音が立たないように注意しましょう。

 

 

歓喜の歌

日本の年末の風物詩となっている、ベートーベンの交響曲第9番の中の第4楽章で演奏される、「歓喜の歌」、通称「第九」についてご紹介します。

この楽曲は、知らない人がいないのではないかと思われるくらい有名な曲ですが、何度聴いても聴き足りないような、雄大な作品です。

●交響曲第9番 第4楽章「歓喜の歌」

作詞:シラー、ベートーベン

作曲:ベートーベン

作詞家のフリードリヒ・フォン・シラー(1759~1805年)は、ドイツ人の詩人であり、歴史学者、また劇作家であり、思想家でもあった。

作曲家ベートーベンは、作詞家として冒頭の詩を、書き加えている。

1792年、当時22歳のベートーベンは、詩人シラーの作品である「歓喜の歌」の初稿に出逢い、感動し、曲をつけようと考えます。

1803年、作詞家のシラーは、「歓喜の歌」を改稿し、2年後に死去します。

1824年、ベートーベンは、改稿版「歓喜の歌」に自身の歌詞を加え、交響曲第9番を完成させます。

皆さんが、よく聞き覚えのある通称「第九」と呼ばれる合唱は、この交響曲第9番第4楽章のごく一部に過ぎません。交響曲第9番は、ベートーベンの9番目にして、最後の交響曲になります。全体の演奏時間は、ベートーベンの交響曲の中では最長で、そのテンポにもよりますが、57~80分と言われています。

ベートーベンは当時、すでに聴力を失っており、初演のステージに立ち会いましたが、聴衆の拍手喝采に気づかず、失敗に終わったと思い、喝采に気づかないベートーベンは、手を引かれ民衆の前に出されるまで、その成功に気づくことができなかったと逸話が残されています。ですがこの初演以外は、この交響曲第9番は不評とされ、ベートーベンはこの世を去ることとなります。その背景には、楽団や楽器の未熟さがあったようです。時代が、まだ、ベートーベンの交響曲第9番を表現しきれなかったのです。

日本では、1918年、徳島県のドイツ兵捕虜により全曲演奏が行われたのが初演とされております。この初演には諸説あり、初演ではないと否定的にとらえるものもあります。

もし機会がありましたら、オーケストラと合唱の大作「交響曲第9番」を、全楽章通して聴いてみて下さい。4楽章までの道のりは長いですが、人々の声が楽器のように鳴り響く作品です。