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トレーニング

合唱で自分が歌うことのできる音域に余裕を持って歌えるようになるためには、合唱で使う音域よりもさらに広い範囲の音域を歌えるようになる必要があるでしょう。そのためにはどのようなトレーニングをすればよいのでしょうか。

顔や体型、性格や健康状態など様々な人の体に関することは個人差があります。これと同じように合唱で歌うときでも、声について様々な個人差があります。ソプラノやテノールは高音域で余裕を持って歌える人が好まれますし、アルトなどでは低音域を豊かに確実に歌えることが好まれるでしょう。しかし、これら音の高低にとどまらず、柔らかい声や細い声など歌声には様々な個人差があります。同じパートだからと言っても全員が合唱において同じ音域を楽に歌えるとは限りません。

叫ぶように高音域を歌ってしまったりするとおおよそ合唱のきれいなハーモニーを奏でることは難しいでしょう。

合唱で求められるきれいな声を幅広い音域で歌えるようになるためには、それに適したトレーニングが必要になります。基本のレガートの発声練習の後に、息力を利用する速いパッセージを歌う練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。

発声練習をする時には、自分の頭の中で鍵盤を弾かないようにすること大切です。次は何の音が来るのかということを考えながら歌ってしまうと、息が止まってしまい出る声も出なくなってしまうでしょう。 声域を広く豊かにするためには、毎日の練習が肝心です。一日一音などのペースで、合唱で使うことのできる広がることはまずありえないでしょう。毎日の発声練習の積み重ねによって少しずつ音域を広げていけば、今まで出すことのできなかった音域の声が合唱で使うことのできるきれいな声で歌えるようになってくることでしょう。

腹式呼吸

歌う時の呼吸は「腹式呼吸」という普通とは異なる呼吸を使います。腹式呼吸は横隔膜を動かして呼吸をします。この腹式呼吸は息を長く効率良く使うために生み出された呼吸方法で、腹筋を使ってしっかりと声をだすことにも適しています。  いきなり腹式呼吸に挑戦しても、普段おこっている呼吸が再現されてしまいなかなか腹式呼吸ができないでしょう。起立した状態で挑戦しても胸が上がってしまい、胸式呼吸になってしまうでしょう。しかし、私達は普段の日常生活で腹式呼吸を行っているときがあります。それは寝ているときです。そのため一度横になって腹式呼吸を意識して行ってみることにすると良いでしょう。  仰向けになってお腹に手を当てます。そして深呼吸するとへその下のあたりが柔らかく動くことが感じられるかと思います。これは胸式呼吸とは異なり肺が息を吸う事によって膨らんで横隔膜を押し下げることによって、内臓が肺に押されへその下のあたりが柔らかく膨らみます。仰向けになって呼吸をすると背中が床に固定されるため、立って腹式呼吸を行おうとするよりも格段に簡単に実践することができます。こうして練習をして腹式呼吸の感覚を掴むことができれば、立った姿勢で腹式呼吸を行うことも用意になってくるはずです。  それでも立った姿勢で腹式呼吸が難しいと感じる場合には、自身の限界まで空気を吐き出してみましょう。その後に苦しいから一気に吸ってしまおうとして力を入れてはいけません。この苦しいと感じている状態で、固まった体の力を緩やかに抜いていきましょう。そうすると自然に体の中に空気が入ってきます。このときあなたの体はなくなった空気を取り戻そうと躍起になっています。このように無意識に息を吸うと良いです。この時に重要なのが次に吐き出す空気は体の力を抜いて無意識に入ってきた空気のみを吐き出すことです。少しずつこれを繰り返していくとお腹の中に自然と空気がたまるようになることでしょう。

正しい支え方で

お腹で支えて歌おうとしても上手くいかないことが多いと思います。その時に何処か他の場所で声が出せるように支えてしまうと間違った支え方が体に染み付いてしまいます。この間違った体の支えによって「体の一部や表情が不自然に固まる」「胸に力が入る」「顎が固まってしまう」「舌が動かしづらくなる」などが起きてしまいます。  間違った支えは鏡を見ながら矯正することができます。立ち方が不自然だったり、体がカチカチに固まっていたり、表情が不自然であったりした場合には、支えが間違っていることでしょう。練習の度に鏡の前に立って歌うことを心がけてみましょう。

舌の根が固まる場合には「th-s-th」と繰り返しながら舌を根本と手前に出し入れする練習が良いでしょう。はじめのうちは舌がうまく動かせずに大変だと思いますが、練習を続けるうちにだんだんと舌の根の力がうまく抜けるようになってくるはずです。テンポを上げたり下げたりして自由自在に使いこなせるようになると、舌の良い訓練になります。一日二日程度で改善するようなものではありませんので、普段の練習の傍らで行っていくと声がこもりにくくなり、響きやすい声になり、また声量が増してくることでしょう。

上半身が固まっている場合には、姿勢を正しくすることで間違ったお腹の使い方が改善するでしょう。自分の胸の真ん中に背中から前に向かって棒を刺された状態をイメージしてください。その刺された棒を中心にしながら、肋骨を左右と上下に動かしながら声を出してみましょう。上半身がほぐれてくるので、うまくほぐれていれば合唱しながら動かすことができるはずです。

お腹の上手な使い方

上級者や先生は頻繁にお腹を使って歌うということをいうでしょう。「お腹を使って歌う」「お腹でしっかり支える」という言葉は一体どういう意味なのでしょうか。  合唱で歌う時に最も難しいことの一つとされているのがおなかで「支える」ということです。体幹部をしっかりと強化することによって上体を支え、しっかりとした声を出しやすくなることを言うのですが、この筋肉を鍛えることがなかなか難しいのです。難しいと言われる主な理由は、日常生活であまり意識することのない体の内側にある筋肉を使わなければならず、その筋肉を使うときや使う方法の表現が指導者によって異なるからです。

合唱で言うところのお腹の「支え」とは、歌う時に横隔膜上がりすぎないように下腹部の筋肉を駆使して息をコントロールすることです。軽く尾長が引き締まるようなイメージが持てるようになると良いでしょう。おへその下に斜腹筋という筋肉があります。これを中心に脇腹や背筋などを使って体を支えます。  これらの筋肉を柔軟に使えるようになると息を長く続けることができるようになります。さらに、きれいな響きや音色を維持しながら長時間歌えるようになります。難しい高音域や低音域でこの支えを失ってしまうと、浮いたような声や響きのみですっぽ抜けた声、喉だけで押し出した地声になってしまい、合唱全体のコーラスが浅く感じられるようになってしまうことでしょう。  お腹を使う重要性はおわかりいただけたかと思います。

ここでもう一つお腹の使い方を紹介します。2種類の息を吐いてみましょう。最初は冷たい息です。熱いラーメンやカレーを食べるときのような早い息です。次に、温かい息です。寒い冬の日に手を暖めるような息です。どちらが長く息を吐き続けられるでしょうか。おそらくほとんどの人はつめたい息のほうが長く吐き続けることができるでしょう。肺に入っている空気の量は同じなのに、息を出し続けられる時間が違うのはなぜでしょうか。それぞれの種類の息の吐き方を繰り返しながら、自分のおへその下を触ってみるとその違いが判ると思います。  冷たい息は、下腹部の筋肉が引き締まったようになると思います。これは無意識のうちに行きをコントロールして長く続けているのです。これを歌う時に再現すると良いでしょう。お腹には息をコントロールできる筋肉があるということも意識できるはずです。

姿勢のイメージ

見栄えだけでなく良い声をだすためには姿勢はとても重要です。姿勢を正しくすることによって呼吸や腹筋の使い方など歌うときに、必要な筋肉をうまく動かすことができるようになるでしょう。ここでは正しい姿勢について解説します。  まず上半身についてです。上半身は上体が腰の上に垂直に乗るように意識しましょう。胸はやや上を向くように意識します。猫背になってしまいますと横隔膜が動きづらくなってしまいうまく歌いづらくなります。

またお腹は引き締めるように意識すると良いでしょう。  腕は肩の力を抜き楽にして構いません。その時に首は顎が前方に釣りだしてしまわないように真っ直ぐに背骨に乗せるように意識すると良いでしょう。頭のてっぺんから吊り下げられるようなイメージで立つと良いと思います。  次に、下半身についてです。太ももで重心を感じるようにしましょう。土踏まずに垂直に体重をかけて、前後にそれないように注意します。前後左右への体重のかけ方は個人差が大きいため、合唱で必要なお腹や背中の筋肉を自由に使えるような自分の立ち方を模索します。腰は反りすぎないように注意しましょう。胸を張りすぎて体が横から見た時にS字になるように強く反ってしまうと背筋を痛めることがありますので注意しましょう。

さらに膝は伸ばしすぎないように、今すぐにでも歩き出せるような姿勢が良いと思います。足は肩幅程度に広げ、広すぎず狭すぎないと疲れにくいです。  両腕の力の抜き方がわからないときには、手をおろして前屈し、上半身を揺すってみましょう。その後に体の下から順番に体を上げていきましょう。首まで起こしきった時に、腕がぶら下がっているようなイメージになると完璧です。

舌の適切な位置

歌うときには口の開き方だけではなく舌の位置も大切です。歌う時の基本となる舌の位置があります。舌の先は下の歯の裏側に軽くつけるようにします。この時に舌が平らになるように力を抜くと喉の奥までまっすぐに見えるようになります。これをやろうとして喉の奥までまっすぐに見えない人は、舌に力が入っています。どんな音を発するときでもスムーズに舌が動かせるようにこの位置においておくと良いでしょう。特に母音のエやイは発音が難しいとされています。これらの母音は発音する際に必要以上に下に力が入ってしまって、舌の根本が上にあがってしまうことや、舌の中心部分が凹んでしまうことのないように意識して練習しましょう。  下の力を抜くことができないときには舌を思いっきり下に出してアの音を出す練習が良いでしょう。あっかんべーのように下を出してアの音の音階の練習をします。この時に歌うと舌の根元が奥に戻ろうとするはずです。この時にそれに反対するように舌を出し続けるようにしてアの音で歌い続けます。この練習を続けると下を出したままでもアの音が歌えるようになってくるはずです。これが十分にできるようになった後で舌を元の場所に戻して再度歌ってみましょう。これを幾度となく繰り返すことによって下の力が十分に抜けうまく歌えるようになることでしょう。  さらに下の力を抜く練習方法があります。それは口をひらいて「La,La,La,La……」と早く連続して発音する練習です。Lの発音の時に舌に力が入り固まっていると、顎が同時に舌につられて動いてしまい舌がもつれたような動きになってしまいます。可能な限り顎を動かさないようにして舌だけでLa,La,La,La……」と歌えるようにするとよりうまく下の力が抜ける用になることでしょう。

口の使い方・見え方

合唱は普段お喋りをするときのような口の開け方とは異なる口の使い方をします。さらに、合唱で使う言葉は劇などと同じように「舞台語」となります。そのため合唱で必要とされる口の使い方を意識しなければ、歌詞がきちんと聞いている人に伝わらないことでしょう。合唱で歌詞をはっきりと聞いてもらうには、しっかりとした口の使い方が求められます。  口の中の空間は人間の体の中で唯一、意識して開けたり締めたりできる空間だと言われています。大変上手に空間を使うことのできる歌手は頭蓋骨の中にまるでコンサートホールを持っているかのように美しい音を出すことができるでしょう。言葉をはっきりときれいに伝えるためにも、息を使って丸い声をだすためにも、口の中をより広く自由に使えることはとても大切であると言えます。  口を使うときにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。よく合唱で口を大きく開けるように指導されることがあります。学生の頃に音楽の授業でそのように指導された経験のある人も多いのではないでしょうか。しかし、ただいたずらに大きく開けることに注力すると、耳の下の顎関節という顎の重要な関節を痛めてしまうことにも繋がりかねません。大きく口を開けることに注力してしまい、引っ張るとあごが外れるような痛みが走り、下顎が空いたままで動きが鈍くなってしまいます。これは合唱で言うところの口を大きく開けるとは異なります。合唱の口を開けるというのは口の下側を引っ張るのではなくて、上顎を持ち上げるようなイメージが適切です。下顎は顎関節が外れるまで引っ張らないようにしましょう。普通にしていれば外れるということはほとんど無いでしょう。あくまでも人前で発表するということを意識して自然な表情であるように心がけます。鏡で自分が歌っている時の表情を確認して自分の顔が最もかわいいまたはハンサムなように見える歌い方を探すのも良いかもしれません。

衣装のあれこれ

 

合唱においても衣装は演奏全体を評価する時に注意される項目です。演奏会の内容や演目によって求められる衣装は異なりますが、団員全体で統一感のある衣装を選ぶと良いでしょう。

学校の合唱コンクールや部活動では特別衣装を用意せず制服で十分でしょう。学校によっては制服の内容に個人の選択の余地があったり、学年によってネクタイやリボンの色が異なる場合があるでしょう。その場合でも全体で統一できるように心がけましょう。

市民合唱団などの普段統一した服装がない場合には衣装を用意することになります。全員が同じ服装を用意することが理想となります。しかし衣装それなりの金額がするものですから、手持ちの洋服などで全体に統一感をもたせた服装になるようにしましょう。女声の場合は白いブラウスが一般的です。そこに黒いロングスカートをあわせます。男性の場合はタキシードが多いです。そこから全体の色合いを揃えるためにお揃いの目立つアクセサリーを用意したり、女声の場合にはブラウスに限って同じものを用意するなどの方法があります。

定期演奏会などの団体の自習公演のコンサートなどでは合唱曲の内容によって衣装を変更することもあります。動きを加えて歌うように演目ではジーンズにポロシャツなどの砕けた服装も適していることでしょう。その時にも揃いのアクセサリーなどを用意して統一感を高められるようにすると良いでしょう。

合唱における衣装は複数の選択の余地があり衣装選びも楽しいものです。しかし、全体での統一感を維持できるように心がけましょう。

 

 

発表前の食事

合唱の発表前にはどのような食事を摂るとよいのでしょうか。トップアスリートや受験生が本番前の食事に自分なりのジンクスを持っていることはよく知られています。このような大切な場面の前の食事というものにはある傾向があります。一般に消化がよくエネルギーになりやすいものとされています。特別、合唱の前に食べないほうが良いとされている食べ物はありません。しかしながら、人によっては辛いものを食べると声が出にくくなったり、生物を食べてお腹を下しやすくなってしまうなどの隊長の変化がある食事があります。そのような食事は発表の前には避けるべきでしょう。

ある有名な歌手で歌う前に炭酸飲料を飲むようにしている人が居ます。炭酸飲料を飲んでしまうと歌う時にゲップが出てしまうのではないかと心配になりますが、その歌手いわく「ゲップを抑えることによって横隔膜が下がって歌いやすいのだ」ということです。まさに本番前の食事には個人差があるということでしょう。

自分が良いと思う食事が一番適しているということでしょう。先に述べたように一般的に大切な時の前に食べると良いとされている食事には傾向があります。しかし、一般的な傾向とは異なるひともいますし、自分が最も適していると思う食事が一番良い食事です。

ただし、食べすぎてしますと胃が苦しくなってしまい横隔膜が下がりにくくなってしまいます。これはほとんど個人差がありませんので注意すると良いでしょう。

 

息について

合唱の練習をしていると息漏れが目立つ団員は少なくありません。息漏れの原因はお腹の支えが弱く、声帯がきちんと合わさっていないために生じます。合唱において非常に重要な呼吸法である腹式呼吸がしっかりとできておらず、お腹で息を支えられていないことが原因です。お腹で息を支えずに息を吐きだしながら歌ってしまいますと、大きな声で歌っているように見えますが声帯に大きな負担がかかったまま歌ってしまうことになります。お腹の支えを使わないで歌うようにすれば、声帯に負荷がかかりにくくなりだんだんと息漏れは改善されることでしょう。

難しい合唱曲で息が続かなくなってしまうことがあるでしょう。合唱曲は息が続く用に作曲されているので、息が続かない場合には何らかの原因があります。まず、息をきちんと吸えているでしょうか。息を吐くためには息を吸うことが必要です。歌う時に喉で声を押してしまうと息を使わずにうたってしまうと体の中に行きが残っていても吐き出せなくなってしまいます。しっかりと息を吸い込んだら息を吐き出せるようにリラックスして歌えるようになりましょう。お腹の支えをしっかりと使って息をコントロールできるようになると、息が続きやすくなります。

声がこもってしまう場合にはどうしたら良いでしょうか。声がこもってしまう主な原因は下の位置にあります。舌の先が舌の歯の裏に軽く触っているようにしましょう。舌の根は上がらないようにして舌全体が平らになるようにしましょう。舌の根が上がってしまうと合唱で必要な響きのある声が喉の奥に入ってしまいます。発音や息がこもってしまいます。声は斜め前の方向に出すように心がけましょう。